まず、日清製粉グループ全体について、
7つのキーワードを軸にご説明します。
  • 「信を万事の本と為す」。「信」とは信用・信頼のこと。「事業はつねに社会と結ぶことを念頭に。自分1人が儲けることを考えると事業はけっして長続きしない。すなわち信は万事の本である」という創業者の言葉で、社是の1つにもなっています。今でも日清製粉グループに属する全社員がこの言葉を念頭に、様々な事業活動に携わっています。

  • 日清製粉グループでは各事業会社が自立し、それぞれの市場でスピード感のあるビジネスを展開しながら全力でマーケットリーダーを目指しています。一方で、グループとしての戦略、異なる力どうしの融合が必要なテーマには強力に手を取り合います。この「自立と連合」こそ、私たちの最大の特徴であり、原動力ともいえます。

  • 創業は1900年(明治33年)。「企業は変化することによってのみ生存が可能となり、かつ発展を望み得る」との認識のもと、社是の1つに「時代への適合」を掲げ、絶えず自己改革に挑戦し続けています。元々は日清製粉株式会社という1つの会社から2001年に分社した日清製粉グループ。グループ体制に移行することで、グローバル化やライフスタイルが多様化する現代社会にスピーディに適合すべく、変革を行っています。

  • パン、うどん、ラーメンなど、様々な食品の原材料となる小麦粉。現在日本国内で生産する小麦粉の約40%を私たちが提供しています。また、パスタ、パスタソース、お好み焼粉など様々な食品カテゴリーでのナンバーワン商品があります。食のインフラカンパニーである当社グループは、社会への大きな影響力を持っているため、「食を支える」という大きな使命を担っています。

  • 「粉体技術」とは文字通り粉を扱う技術のこと。小麦の製粉からスタートしたこの技術は、110年を超える日清製粉の歴史において数多くの実績を挙げており、その水準は今や世界最高レベルです。健康食品やペットフードといった領域に加え、医薬品、自動車、鉱工業など、食品以外の分野でも私たちの技術が数多く活かされています。

  • 会社を動かすのはそこで働く「人」であり「社員」です。会社の成長・発展は個々の社員の成長と共にあり、一人一人の社員の能力と意欲の向上なしには達成することができない、すなわち「会社と社員は成長と発展を共有するパートナーである」という人事の基本理念のもと、日清製粉グループは社員の能力開発に力を入れています。

  • 日清製粉グループでは、創業120周年となる2020年に向け、中期経営計画である「NNI-120 Ⅱ」を策定し、収益基盤の再構築と、買収事業を含めた自立的成長等を柱とする基本戦略の実行により、着実な利益成長を目指しています。特に海外では、製粉事業においては、全米では第4位、ニュージーランドでは最大の製粉会社になっていますし、カナダの工場も新ラインを増設工事中です。これらにより、海外の小麦粉生産能力は、国内を上回る規模に拡大予定です。また、加工食品事業でも、グローバル生産体制を目指して、パスタでは日本、米国、トルコの3拠点体制に、パスタソースでは日本、タイ、ベトナムの3拠点体制となりました。このように、グループの成長に向けて事業の選択と集中を進め、事業ポートフォリオの再構築と重点分野への経営資源投入を進めています。