

グループの存在意義、「食」の安定供給という使命
私たち日清製粉グループは、1900年(明治33年)の創業以来、125年以上にわたり「信を万事の本と為す」「時代への適合」を社是とし、「健康で豊かな生活づくりに貢献する」ことを企業理念として歩んできました。
どれほど環境が変わっても、変わらないものがあります。それは、主要食糧である小麦粉や小麦粉関連製品を含めた「食」の安定供給という使命です。食と健康を軸に生活インフラを担う企業グループとして、この使命の重みは、不確実性の高まる時代にあってこそ、むしろ増していると私たちは考えています。
グループ本社は「支える」から「動かす」へ
日清製粉グループ本社は、2001年のグループ分社化の際にホールディングカンパニーとして誕生し、以来、各分野のプロフェッショナル集団として事業会社の経営を支えてきました。
これからの日清製粉グループ本社に求められるのは、その一歩先です。グループ全体の未来図を描き、事業の現場にも深く入り込んで、変革を自ら起こしていく、いわば「支える本社」から「動かす本社」への進化です。コンプライアンスの徹底や品質保証体制の確立といった土台を固めることはもちろん、デジタル技術・次世代技術の積極活用、サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)への取組みを全事業会社と一体になって推進し、社会課題の解決と新たな価値の創出、すなわち「社会との共有価値の創発」を実現していきます。
強みを磨き、力を束ね、成長を描く
各事業領域では、次の飛躍に向けた布石を着実に打っています。製粉事業は、国内での最新鋭工場の建設や高食物繊維小麦粉の市場導入を進め、北米をはじめ環太平洋地域に着実に拡大。加工食品事業は、パスタや冷凍食品等でトップブランドを展開し、海外での現地販売も広げています。国内最大の酵母事業はインドにまで進出、バイオ事業は人々の健康を守る事業として社会から大きな期待が寄せられる分野です。多様な商品を提供する中食・惣菜事業では、ロボット技術の導入など、グループの開発力を結集し競争力を一段と高めます。また工学系の先端領域に展開するエンジニアリング事業やメッシュクロス事業も含め、各事業が自立して強みを磨き、グループとして人材・技術・拠点を結び合わせる、この「自立と連合」こそが、私たちの成長を加速させます。
技術開発も成長の核です。食の安全・安心や健康機能の研究、AI・IoT・ロボットによる省人化・省力化、そして食の枠を超えた非食品分野への素材技術の応用まで、私たちの研究開発がグループの未来をかたちづくります。こうしたグループ全体の戦略策定と推進こそ、日清製粉グループ本社の役割です。
持続可能な社会と、事業の持続性を両立
「食」を扱う私たちの事業は、地球環境と深く結びついています。だからこそ、気候変動への対応を経営の重要課題の一つに位置づけ、2050年までに自社拠点におけるCO₂排出量の実質ゼロを目指し、再生可能エネルギーの活用や省エネルギーの徹底など、グループ全体で取組みを進めています。こうした歩みを通じて、持続可能な社会の実現と企業価値の持続的な向上を両立させていきます。
人が育つ125年の土壌
125年にわたりお客様との信頼を築いてこられたのは、先輩たちが「信」を大切に働き続けてきたからです。そして「信」は、お客様との関係だけでなく、社内で人を信じ、任せる文化としても息づいています。グループ全体の戦略に関わる重要な仕事であっても若手に託し、先輩がしっかりフォローする、人を大事にし、人を育てる土壌が、ここにはあります。
日清製粉グループ本社の仕事は、皆さんの想像以上に、自ら考え、自ら動く機会に満ちています。答えがすぐに出る仕事ばかりではありませんが、だからこそ手応えがあります。常に一つ上の目線で考え、部署や会社の枠を超えて人とつながり、経験を通して力を磨いてください。国内のみならず、グローバルに活躍する機会も存分にあります。
あなたの志を、未来を動かす力に
変化の時代にあっても、変わらぬ「信」を礎に、自らは大胆に変わり続ける。これが私たちの決意です。当社グループは、様々な素材を社会の価値に変え、製粉、加工食品にとどまらず、酵母・健康・バイオ、中食・惣菜、エンジニアリング、メッシュクロスなど多様な領域で社会に貢献してきました。次にグループを進化させるのは、皆さんです。幅広い好奇心と挑戦心を、日清製粉グループで磨き、未来を動かす力に変えてください。世界中に健康で豊かな生活を届ける、その原動力となることを期待しています。
