

2005年入社 農学専攻
入社動機とこれまでの仕事について
学生時代、健康食品について、企業と共同研究をしたことがあります。その時、物事を解明するだけでなく、それを活かして人の役に立てる企業での研究の面白さを身をもって感じました。そして、健康食品というジャンルが、学生時代に学んだ事をそのまま活かせるということにも魅力を感じ、日清ファルマへ入社。約8年間は研究所で勤務しました。研究所ではまず、細胞を使って、人の健康に効果のある成分を探すことからスタート。成分を発見すると、次はその成分の安定的な製造方法を模索し、製品化へと繋げます。私が開発したのは、タマネギの成分を活かした、男性の更年期障害向けのサプリメント。タマネギの成分はもちろん、男性に更年期障害があることさえほとんど認知されていない中、全く新しい商品として世の中へ送り出すことになりました。
現在の仕事とそのやりがいについて
現在所属しているのは、ヘルスケア事業部。研究所で開発に携わった新商品を売り出すにあたり、自ら販売も担当することになったのです。2013年6月に異動し、発売は2014年の4月。およそ1年間で販売戦略を立案し、販売体制を準備していきました。WEBサイトの制作、注文受付、商品発送をそれぞれの専門業者にアウトソース。私は各方面を連携し指示を出す役割でしたが、どれも未経験の領域で、逆に教えてもらうことばかりでした。社内も含め、多くの人に支えられて発売まで辿り着きました。そもそも知名度の低い男性の更年期障害ですから、自覚している人も少ない。まずはこの症状の認知を広めることで、商品のニーズにつなげようと進めています。購入いただいた方からは効果を実感する声が多く寄せられていますので、商品自体に力があることは間違いないと思っています。


会社の魅力、今後の目標について
研究所にいた頃、一人で悩んでいることがありました。誰にも相談できずにいたのですが、雰囲気を察してか、先輩の方から声を掛けてくださった事がありました。親身に相談にのってくれる人がいるという事が、当社の魅力の一つだと思います。私自身もその点に気づいてからは、遠慮しすぎることなく人の力を借りられるようになりました。本社でもその人の温かみは一緒で、だからこそ研究職から畑違いの事業部に来ても、頑張れているのだと思います。当面の目標は、新商品の売上を伸ばすことです。また、事業部に異動となって新しい視点も身につきました。いままでは、研究成果を新しい商品につなげて世に出す、という目標を持っていましたが、世の中の人が何を求めているのかといったニーズに基づいた商品企画の重要性にも改めて気づくことができましたので、今後是非挑戦したいと思っています。

1日の仕事の流れ
08:40 | 出社、前日の売上チェック |
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09:00 | メールチェック、対応 |
10:00 | WEB広告の代理店と打ち合わせ |
12:15 | 昼休み |
13:00 | 広告原稿の社内審査、受注対応、お客様対応など |
15:00 | チラシ制作会社との打ち合わせ |
17:00 | 制作物チェック、制作会社への修正依頼、売上チェック |
18:30 | 帰宅 |

MESSAGE

研究所には約8年間いましたが、商品化まで辿り着ける研究はごくわずかです。新しい成分の発見から安定的な製造方法の確立まで、様々なことを乗り越えて実現した商品だからこそ、発売されてお客様に「効果があった」「続けます」と受け入れの言葉をいただいた時の喜びも大きくなります。