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更なる飛躍を試み、挑戦し続けていく

私たち日清製粉は、小麦粉のリーディングカンパニーとして、国内の小麦粉市場で圧倒的なシェアを誇っています。このことは、欠くことのできない主要食糧である小麦粉をどんな時でも安定的に供給するという、非常に重要な社会的使命を負っていることを意味しており、私たちはそのことに常に誇りと責任を感じています。そうした中で、私たちが「食の未来を創造する世界NO.1の製粉企業」に向けて更なる成長を実現していくためには、社会的課題の解決や国内外での厳しい競争に立ち向かい、挑戦し続けていく必要があります。日清製粉グループの長期ビジョン「NNI “Compass for the Future”」で掲げた当社グループの目指す姿「未来に向かって、『健康』を支え『食のインフラ』を担うグローバル展開企業」を実現すべく、当社は、国内での収益基盤を維持・確保しながら、海外展開を積極的に行い、スピード感を持って、グループを牽引していきます。

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世界で勝ち抜くための体制が着実に整いつつある

私たちの最重要戦略の一つは、海外事業の拡大・成長です。2012年から2014年にかけて米国やニュージーランドで製粉会社を買収し、2018年には、タイや北米(米国、カナダ)で生産能力増強を進めました。さらに、2019年にはオーストラリア最大の製粉会社を買収するなど、北米・東南アジア・オセアニアで事業を展開し、現時点では海外の生産能力が国内の1.4倍になるまでに海外事業を拡大しています。今後はさらに各地域での存在感を高めるべく成長を図っていきます。その一方で、国内市場においても、近い将来想定される海外からの輸入小麦粉に十分対抗できるように、コスト競争力の強化施策を順次進めています。2022年6月には、関係当局の承認が得られることを条件に、熊本製粉の発行済株式の85%を取得する旨の株式譲渡契約を締結しました。これに伴い、今後、日清製粉と熊本製粉が強固な関係を築くことにより、小麦粉の供給責任を果たし、夫々の顧客の発展に寄与するとともに、持続的な成長、安定的な事業継続及び企業価値の拡大に努めていきます。また、2025年には倉敷市水島地区に新製粉工場を建設し、併せて2つの小規模工場を閉鎖することとしており、これにより、関東地区、関西地区、九州地区に続いて、中四国地区においても大規模臨海工場への集約が完了することとなります。

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全てのステークホルダーとの信頼関係を

私たち日清製粉のビジネスは、全てのステークホルダーとの信頼関係が基盤です。その一つとして、「お客様」が感じる満足度が世界トップの製粉会社を目指しています。当社の営業活動の基本は「価値営業」、すなわちお客様と時間をかけて信頼関係を築き、お客様と一緒になってビジネスに取り組み、商品の付加価値を高め、売れる商品を創造することです。その為には営業、技術開発、工場、本社が一丸となって、商品開発力、安定した小麦粉を製造する技術力が必要であり、安全・安心な品質に磨きをかけ続けています。
これからも世界に向けて新たな食の価値とインフラを提供していくために「革新的な技術でグローバルに躍動」をテーマに、当社が100年以上かけて蓄積した独自の技術・ノウハウを更に強化し、新たな海外市場等で市場開拓にチャレンジしていきます。当社で働く社員には大きなやりがいのある多様な活躍の舞台が広がっていると言えます。

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新しい挑戦の先に、無限の可能性が広がっている

冒頭でも触れたように、日清製粉グループは、10年後、20年後の社会の変化を見据えた長期ビジョン「NNI “Compass for the Future”」の方向性に沿ってさらなる発展を目指しており、当社はその中核の機能を担っています。これを実現するため、日清製粉では変化に対するスピード感を持った対応を重視しており、特に、「積極的に変革に挑戦できる人材」を求めています。日清製粉は、長い歴史と実績を持ちながら、意欲があれば若手にも責任ある仕事を任せ、活躍の場とチャンスを与える会社です。皆さんも失敗を恐れず、若さを最大限に発揮して挑戦してください。同時に、多少のことではへこたれない粘り強さも必要です。ビジネスには、攻める場面もあれば、守るべき局面もあります。あるときはガードを固め、好機になれば再びパンチを繰り出す。そんな持久戦を闘える強い心を持ってください。「食の未来を創造する世界NO.1の製粉企業」に向けて新たな挑戦を始めた当社には、無限の可能性が広がっています。