社員インタビュー 仕事の内容や入社動機など、先輩社員の声を紹介します。

食品化学系
#薬事管理 #10年目以上 #育休産休

天然物由来の素材を活用して
会社の20年、30年後を支える
“事業の芽”を生み出したい。

伊藤 瑞恵

伊藤 瑞恵いとう みずえ
日清ファルマ株式会社
医薬業務部
2012年入社 薬学系研究科 薬学部

入社を決めた理由は?

薬学部で「薬」について学ぶうちに、多くの薬のルーツになっている植物や天然物に興味を持つようになり、大学院では薬用植物の研究をしていました。研究を通して次第に、薬を使う前の“予防”にも関心が広がっていき、「健康食品」メーカーへの就職を考えるようになりました。その中で、小麦(=植物)の有効成分研究に端を発し、天然物由来の健康素材開発に注力している日清ファルマは、自分の目指す方向性と一致していたことに魅力を感じ、入社を決めました。

伊藤 瑞恵

現在の仕事内容は?

当社は長野県の上田工場で原薬(医薬品の有効成分)を製造し、それを国内外のお客様に販売しています。私が所属する「医薬業務部」は、その原薬の“販売”を担う部署です。その中で私は、主に「薬事」と「出荷」を担当しています。1つ目の薬事については、薬学部で身に付けた薬や化学に関する知識、大学院で養った論理的思考力が役立っています。2つ目の出荷については、この部署に来るまで全くの専門外でしたが、貿易や海外とのコミュニケーション等、新しく学ぶことが多く、自分自身の成長とやりがいを感じています。

伊藤 瑞恵

キャリアステップ

  • 1年目
    健康科学研究所に配属され、原薬の製法検討のための実験に明け暮れる毎日…
  • 2~4年目
    大学との共同研究や特許出願を経験。同時に、ヘルスケア事業部にて通販のノウハウを学ぶ。
  • 6~7年目
    第一子の産休・育休から復帰し、ヘルスケア事業部へ。顧客管理や広告製作、販促企画の運営を担当。
  • 9年目~現在
    第二子の産休・育休から復帰し、医薬業務部へ。薬事および原薬の出荷業務に従事。

成長を実感した仕事は?

入社後、健康科学研究所で初めて自分のテーマとして担当した「原薬製造方法の検討」が印象に残っています。特殊な実験操作が必要だったため、まず装置の設計を自分で考え、必要な資材を手配し、装置を手作りしました。とにかくデータ数を増やしたくて、朝早くから実験を開始し、毎回出てくる実験結果に胸を弾ませていたのを覚えています。その後、知的財産部の協力を得て、ここでの検討結果を特許化することができました。ほんの一部ではありますが、この結果が現在の原薬製造方法に反映されていることは誇りに思います。

子育てに関する会社のサポートは?

出産後もフルタイムで働いていますが、「在宅勤務制度」を活用しています。月8回までの在宅勤務が認められるため、在宅勤務によって節約できた時間を子どものお世話に充てられるので助かっています。また、通院等で数時間だけ業務から離れたいという場合には「時間単位年休」が使えるので、仕事と子育ての両立がしやすい環境がととのっています。当社グループは性別に関係なく一人ひとりが大切にされ、個性が尊重される会社だと思います。女性にしか担うことができない妊娠・出産に直面した時には、相談できる窓口や復職後のコミュニティ等があるので、安心して働くことができます。

育児、介護、その他の事由による在宅勤務は事業場長の認可により月8回を超えて利用できます。
伊藤 瑞恵

今後の目標は?

医薬業務部は原薬を取り扱う部署のため、「世界中にこの薬を必要としている人がいる、品質の良い原薬を供給し続けなければ!」という使命感を持って業務に臨むことができます。特に、私が担当している原薬の事業は、当社の先輩方が何十年も前にその芽を見出し、たくさんの人たちの努力により事業化されました。その新規性から、立ち上げ当初は相当な苦労があったとも聞いています。そのような事業が今の会社を支える大きな柱の一つとなっていることから、私も20年、30年後を支えるような“事業の芽”を生み出したいと考えています。もし、その“芽”が入社時からの夢である「天然物由来の素材」を活用したものなら、申し分ありません。

伊藤 瑞恵

1日の仕事の流れ

09:00
出社
10:00
打ち合わせ
11:00
調査
12:15
お昼休み
13:00
書類作成
16:00
海外顧客へのメール連絡
17:30
退社