

タイ日清テクノミックに出向中
2010年入社 経済学部卒
入社を決めた理由は?
ズバリ、日清フーズの「人」です。私は大学時代、スーパーマーケットで加工食品を陳列するアルバイトをしていました。そのため、自然と食品に触れる機会が多く、食品に興味を抱くようになり、食品会社に就職したいと考えるようになりました。選考が進むにつれ、日清フーズの社員の方々のとても明るい雰囲気に惹かれ、この会社に対する関心も次第に大きくなっていきました。内定をいただいた後に出会った同期のみんなも、元気で、明るく、「この人たちと働きたい!」と心から思えたことが、最終的に入社の決め手となりました。
入社当時と比べて成長した点は?
まだまだ未熟ではありますが、入社当時と比べて「考える力」が身についたと思います。入社してからしばらくは、後先考えずがむしゃらに目の前にある仕事に集中して毎日を過ごしていた気がします。今は、これから起こるであろうこと、良いことも悪いことも両方を考えた上で行動するようになりました。事前に起こりうることを想定し、準備しておくことで、どんな事態になっても戸惑うことなく、正しい進め方で仕事を行うことができると信じて実行しています。そして、この「考える力」が身についたのは、たくさんの先輩方から様々なご指導をいただいたおかげです。


これまで一番印象に残っている仕事は?
現在、担当しているタイでの業務用製品の営業です。入社から5年間は、首都圏営業部で家庭用製品の営業として勤務。業務用製品の営業はタイに来るまで経験したことがなく、業務用のビジネス、案件の進め方、製品や原料の知識などを一から学ぶ必要がありました。そうした状況の中でも、お客様が求める内容とスピードに応えていく必要があり、何度も壁にぶつかっては自分の未熟さと実力のなさを痛感しました。タイでは、一人一人が行う業務範囲が非常に広いと感じる機会が多いです。例えば、社内の開発、生産、購買、経理など、様々な部署とコミュニケーションをとって業務を進めていく必要があり、コミュニケーションをとる回数、質ともに非常に重要であると感じています。また、タイでは言語も文化も日本とは違います。タイ現地スタッフとのコミュニケーションは英語を使用しますが、日本語特有の表現がタイ現地スタッフにとってはわかりづらい表現であることが多々あります。その際は絵や図を用いてコミュニケーションを図るなど、状況に応じた方法をとっています。タイでの業務経験が、自分自身の大きな力になっています。

会社の好きなところは?
当社の好きなところは、困ったときに頼ることが出来る先輩方、助けてくださる先輩方がとても多いところです。入社から現在までを振り返ると、成功した経験よりも失敗した数の方が多いと思いますが、失敗した時、先輩方が一緒になって課題解決に向けて尽力してくださり、失敗から多くの事を学ぶことができました。先輩方の助けなしでは、自分は何も出来ていなかったと思います。時には厳しく、時には優しく接してくださる、愛ある先輩方が非常に多くいらっしゃることは、当社の大きな魅力です。入社の一番の理由になった「人」の良さを、今も日々感じています。

将来の目標は?

当社グループの海外進出、強化を推し進める「大きな力」になっていきたいです。海外には未開の市場がたくさんあり、大きなチャンスが埋まっていると思います。例えば、日本ではスーパーマーケットに行けば、当たり前のように当社ブランドの製品がたくさん並んでいますが、現在駐在しているタイでは、当社製品はそれほど多く売られていません。ましてや業務用になると、タイでは日系だけでなく外資メーカーの勢力も強く、日本以上に競合との戦いを強いられます。当社グループが今以上に海外進出を強く進めていくために、今後も様々な業務経験を積み、現地の「人」「文化」「市場」の理解を深めていきたいと思います。同時に語学力を向上させながら、人間としても大きく成長できればと考えています。