- 株式会社日清製粉グループ本社採用情報
- 社員インタビュー
- 豊田 一希
食品化学系
#研究開発 #1~5年目
素材の健康機能性の研究によって
グループの技術的優位性を
高めていきたい。

豊田 一希とよた かずき
株式会社日清製粉グループ本社
R&D・品質保証本部 基礎研究所 健康機能研究室
2021年入社 生命環境科学研究科 環境バイオマス共生学専攻
入社を決めた理由は?
学生の頃から「将来は食品の製品開発に繋がる研究がしたい」と考え、穀物の研究をしていました。同じく穀物を取り扱う日清製粉グループであれば、学んだことを最大限活かせるかもしれないと考えたのが、当社に興味を持ったきっかけです。就職活動を通し、原料メーカーゆえに関わる食品が幅広いこと、また製粉におけるリーディングカンパニーだからこそ自身の研究が製品化に繋がった際は多くの消費者に手に取ってもらえる可能性が高いことに魅力を感じました。また、就職活動中にお会いした先輩方は、まさに社是の「信を万事の本と為す(人の信用を得ることがすべての基本であるという意味)」を体現しており、そういった方々と一緒に働けることにも魅力を感じ、入社を決めました。

現在の仕事内容は?
基礎研究所は、新製品・新事業に繋がる技術を研究開発している部署です。所属する健康機能研究室では、素材の健康機能性に関する新たな知見を見出す研究や、食の安全性を評価する技術の開発に取り組んでいます。私は主に小麦由来の素材の健康機能性や、アレルギーに関する研究テーマに取り組んでおり、学会発表や論文投稿、特許出願を通し、当社の研究面でのプレゼンス向上、技術的優位性の確保に繋がるよう努めています。基礎研究所にはグループ各社から様々な分野の専門家が集まっています。年代も幅広く、多様な視点からの意見交換によって、新たな気づきが得られることも魅力です。また、定期開催される研究テーマの起案会では若手のアイデアも新テーマに導入される可能性もあり、採用されれば実際に取り組める点も魅力の1つです。

キャリアステップ
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- 1年目
- 基礎研究所 健康機能研究室に配属。新規機能性成分の探索に取り組む。先輩方のサポート受けながら研究成果から特許を1件出願。
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- 2年目
- 新しい研究テーマでは、幅広い分析技術の情報を収集・習得。複数の研究テーマを任されるようになり、スケジュール管理に苦労。
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- 3年目
- 小麦アレルギーの研究を担当。共同研究による効率化も推進。また大学院博士課程に進学し、日常業務と並行して論文作成を進める。
成長を実感した仕事は?
入社2年目より取り組んでいた外部との共同研究です。当社の素材が有する健康機能性の仕組みを明らかにすることを目的とした研究でしたが、新しい研究テーマだったため、社内外の専門家との意見交換や学会参加によって知識を吸収し、研究・分析に落とし込む必要がありました。苦労はありましたが、共同研究先が特許を保有する分析技術を活用し、素材の健康機能性に関する仕組みを解明することができました。本研究テーマを通して、様々な分析・解析方法を学び、社内外の方々との繋がりも増えました。この経験は今の仕事にも活かされていると感じています。
今後の目標は?
現在、特定保健用食品や機能性表示食品が多く存在していますが、将来的には、これまでにない健康機能性を有する食品の開発に繋がる研究に取り組みたいです。また、今後ますます高齢化社会が進みますが、平均健康寿命と平均寿命にはいまだに大きな解離があり、この期間を縮める取組は社会的な観点からも重要と考えられます。ですから、私は「食の研究」という面から健康寿命の延伸にも貢献していきたいです。

1日の仕事の流れ
- 09:00
- 出社・メールチェック
- 09:30
- 資料作成・実験準備
- 10:30
- 打合せ社内、共同研究先など
- 12:00
- お昼休み
- 13:00
- 実験
- 16:00
- デスクワーク資料作成、実験結果の解析など
- 18:30
- 退社