社員インタビュー 仕事の内容や入社動機など、先輩社員の声を紹介します。

食品化学系
#製品開発 #原料開発 #海外勤務 #6~10年目

食の“るつぼ”であるタイで
グローバルな経験を積み
大きな事業に挑戦したい。

藤村 亮佑

藤村 亮佑ふじむら りょうすけ
株式会社日清製粉ウェルナ
管理部勤務 兼 ロジスティクス部購買課
タイ日清テクノミックCo.Ltd.(出向中)R&D
2013年入社 生物資源環境科学府 資源生物学専攻

入社を決めた理由は?

大学時代に黒毛和牛の新規育成方法による体質改善の研究に携わっていました。研究室としても研究成果を活用した“大学発ブランド牛肉”の立ち上げに挑戦する中で、海外で研究発表やブランディング、PR活動にも積極的に関わるようになり、価値ある商品を提供して世界に影響を与える仕事がしたいと考えるようになりました。数ある食品化学系の企業の中でも日清製粉グループは主食である小麦粉を通して、原料から最終製品まで幅広く研究開発に関わることができるため、チャレンジできる範囲も広いと感じ、入社を決めました。

藤村 亮佑

現在の仕事内容は?

入社当初から海外事業への熱意を会社に伝えていたところ、徐々に海外の調査研究業務の機会を得られるようになり、2019年にタイ日清テクノミックの新設部署に配属されました。現在は、業務用プレミックスの原料探索や製品への活用に向けた開発作業を担うとともに、原料の技術情報や調達情報を収集して自社に適用しながら、日本や中国、ベトナムなど各国のグループ会社の工場にも横展開させています。また社長補佐として、市場の動向をふまえた製品の原価・収益管理や商品戦略立案をサポートすることも業務の一つです。当社は1人に任される業務範囲が広く、特に現在の部署は新設された部署のため、方針作成やチームの仕組みなどをゼロから作ることができ、多くの意思決定に関与できることは貴重な経験となっています。

藤村 亮佑

キャリアステップ

  • 1年目
    開発センターに配属となり、業務用プレミックス(天ぷら粉)の開発を担当。2年目にはお客様向けに開発していた製品の採用が決定し、自分の開発した製品が会社に大きなインパクトを与えることを実感。
  • 4年目
    業務用プレミックス開発の中の日本の加工工場向けの担当になる。北海道から沖縄まで出張する忙しい日々を送った。
  • 7年目
    タイ日清テクノミックでの開発と、本社の購買を兼務することに。タイのみならずグローバルな視野で原料の情報を収集。新たな原料メーカーとの関係を構築し、各国事業場に展開!
  • 10年目
    タイ日清社長補佐も兼務するようになり、商品戦略、販売戦略を立案し事業運営にも参画。

海外業務ならではのやりがいは?

食品原料やそのトレンドは海外発のものが多く、日本とは異なる新鮮な情報にあふれています。特にタイはアジアの加工基地のような位置付けにあり、さまざまな国の人が訪れます。日々、多様な情報に触れることができ、学びが多いと感じます。食の文化が異なると味覚や食感の感じ方も異なるため、嗜好に関して国をまたいだ幅広い視点を培うことができる点も海外業務の魅力です。また、本社とは異なり、海外の事業場は規模が小さいため、日々の仕事が会社の業績に結び付いていることを実感しながら働くことができています。

仕事において大変なことは?

原料の種類や配合テクニック、加工方法などの変動要素から“最適な提案”をするためには、各分野においてプロフェッショナルであることが求められます。また、お客様の工場への展開や講習会の開催など、各製品のプロの方々へのテクニカルサービスのスキルも要求されます。原料1つとっても何百と種類がありますが、最新の情報は文献やインターネットからだけでは入手できないことも多く、さまざまなサプライヤーとの商談や日々のディスカッションを通して得られる知識やインスピレーションを大切にしています。

藤村 亮佑

今後の目標は?

開発業務や原料探索から始まり、少しずつ経営戦略を立案する業務にも携わり始めています。現在は少人数チームを管理する立場にありますが、さらに経験を積み、将来的にはより大きな組織のマネジメントに挑戦したいと思っています。また、日清製粉グループ内でもタイは特に多くの会社が進出している国であり、海外子会社同士の連携も増えています。各社が協力し合うことで提案の可能性が広がると考えているので、グループを横断してより幅広い事業領域に積極的に働きかけたいと考えています。

藤村 亮佑

1日の仕事の流れ

08:00
出社。メールチェック、ニュースチェックしながらネタ探し
原料チームに原料試験を依頼
09:00
開発チームとミーティングをし、試食しながらアドバイス
10:00
原料サプライヤーと商談
11:00
営業と開発のミーティング実現可能配合とコストのバランスを取りながら最善な提案の方向性を決めます
12:00
お昼休み近くのローカル屋台で買っています
14:00
工場の購買課と原料需給に関する打ち合わせ
15:00
他の海外事業場とのWebミーティング定期的に最新の原料状況について共有しています!
16:00
原料試験の結果確認
17:00
社長と収益管理や経営課題についての打ち合わせ
19:00
退社