社員インタビュー 仕事の内容や入社動機など、先輩社員の声を紹介します。

工学系
#生産技術 #設備担当 #6~10年目 #海外勤務

マネージャーとプレイヤーを両立しながら
現地スタッフとチーム一丸となって
製粉工場の最適化に取り組む。

遠田 翔平

遠田 翔平えんだ しょうへい
日清製粉株式会社
海外事業本部勤務 ロジャーズ・フーズLtd.(出向中)
2013年入社 工学研究科 ナノメカニクス専攻

入社を決めた理由は?

大学ではナノメカニクスを専攻し、広く「モノづくり」「マテリアル」「液体」「粉体」に興味の幅を広げていました。当社への興味が深まったのは、夏のインターンシップに参加し、粉体や製粉のプロセスについて学んだことがきっかけです。海外で仕事をしてみたいという気持ちがあったため、海外事業に注力している点も魅力に感じ、当社に入社を決めました。また、学生時代には計算機の性能を最大限に引き出すべく、計算速度を上げながらも将来を見据えた拡張性のある設計をするために、日々調査・考察・検討を重ねてきました。この時に身に付いた、「なぜ」を忘れず、さまざまな視点から考え抜くという姿勢は、技術系社員として働く上で今も活かされていると感じています。

遠田 翔平

現在の仕事内容は?

海外事業場という日本とは異なる環境下で現地スタッフとともに難易度の高い業務を遂行することで、自身の成長につなげて会社に貢献したいと考え、入社当初から海外勤務を希望していました。その希望が叶い、現在はカナダのロジャーズ・フーズに出向し、生産系の駐在員として幅広い業務を担っています。主な業務は、「プロジェクトマネージャー」「エンジニア」「ドラフター」の3役を兼務して、設備投資の立案・計画から、詳細設計、施工管理、検収までの一連の流れを現地スタッフとともに取り組んでいます。加えて、マネージャーとして、現場スタッフからトップマネジメントまで幅広いメンバーと連携して問題点を洗い出しながら、より強い組織へと成長するための全社的なアクションを立案・実行できるように働きかけることも仕事の一つです。マネージャーとプレイヤー両方の業務を並行させ、一つのプロジェクトをチーム一丸となって遂行しています。

遠田 翔平

キャリアステップ

  • 1年目
    千葉工場に配属され、1年目にして数千万円規模のプロジェクト責任者として業務を遂行したほか、2年目以降も様々なプロジェクト責任者として奔走。
  • 5年目
    生産本部に異動し、「スイスミリングスクール」に留学。カナダでの語学留学、スイスでの製粉学校留学、アメリカミラーミリング社での研修等、知識、人脈、コミュニケーション能力を高める。
  • 6年目
    函館工場の設備責任者に着任。設備責任者として老朽化した工場の改善に取り組む。7年目は小麦原料管理担当者を兼務。
  • 8年目
    海外事業本部に異動し、ロジャーズ・フーズに駐在。着任して早々に数億円規模の大型プロジェクトがスタート!

仕事のやりがいや大変なことは?

大まかなフロー設計や各機器メーカーとの機器選定、設置に必要な付属部品の詳細設計や製図の検討等を進めるなかで、数々の課題に向き合います。据え付けのレイアウトについても、将来の拡張性や柔軟性に配慮しながら、概案を作成して最適なレイアウトを検討したり、現地スタッフや関係部署のトップたち、サプライヤなどの関係者全員と議論をしてプロジェクトを進めていく必要があり、非常に手ごたえのある仕事だと感じています。また、私が設計した図面通りに製作品が据え付けられ、業者の方や、現地スタッフをはじめとした社内外の工事関係者からも「いい設備だね」「自分たちのためにありがとう」「設計が良かったから、工事も楽だったよ」と感謝の気持ちを伝えてもらうと言い尽くせないほどの達成感が得られます。さらに自分の設計したラインが稼働し、そのラインで作られた製品が世の中に出ていくのを見ると非常に大きなやりがいを感じます。

成長を実感したことは?

6年目に工場全体の設備の保全や投資などの設備管理を統括する立場である設備責任者として函館工場に配属されました。同時に原料管理責任者を兼務することで工学系のフィールドのみならず幅広い経験ができ、視野を大きく広げることができた2年間だったと思います。現在はカナダに駐在し、日本で培った感覚や知識だけでは遂行できない課題に挑戦中です。特に、現場での工事の打ち合わせや会議中に飛び交うさまざまな用語や表現を正確に理解し、また、自分の意見を英語で正確に相手に伝えることができるようになるまで非常に苦労しました。しかし、プロジェクトに関するミーティングは自分がリードする必要があります。会議の議事進行や議事録作成には高い英語力を要求されるため、正確なコミュニケーションによってプロジェクト参加者全員が同じ見解を持てるように日々研鑚しています。

遠田 翔平

今後の目標は?

当社は、個々が大きな裁量を持って仕事ができる会社です。私も、入社1年目にして数千万円規模の出荷オフィスの改築工事とシステム更新を任され、真っ白な図面から自分たちのオフィスをメンバー一丸となって作り上げた経験があります。また、早い段階から組織マネジメントに関与できることも当社の魅力。現在も海外事業場で挑戦しているマネジメントの経験をさらに積み、マネージャーとしての資質を高めたいと思います。将来は、製粉工場における設備・エンジニアリングのスペシャリストとして、国内外問わず新工場建設プロジェクトに携わることが目標です。

遠田 翔平

1日の仕事の流れ

07:00
出社。進行中の大型プロジェクトについて、国内外サプライヤ、社内プロジェクトチームとミーティング
08:00
デイリー生産ミーティング(チリワック工場・アームストロング工場)
09:00
ミーティング議事録作成。サプライヤ、据付業者、他工場の担当者へ電話、アップデートや進捗確認
11:00
工場巡回、各部門で各取組やプロジェクトのアップデート・進捗を確認
12:00
お昼休み、メールチェック
13:00
図面や工程図の修正
15:00
翌日のミーティングの議事作成・確認
16:00
退社子どもを学校からピックアップし、帰宅!